ももいあきらのつれづれにっき

世に語り伝ふる事まことはあいなきにや、多くは皆虚言也 妄想・暴走何でもアリ

懲りずに眼鏡を作る女

所謂、”眼鏡女子”が視力矯正はもとより、ファッション性も兼ね、何個も何個も眼鏡を量産していた訳ですけれど、たまたま眼科検診で担当してくれた敏腕眼科医により、自分のかけていた眼鏡の度が合っていないことに気付かされたんですね。で、新しい度の眼鏡を作り直したら、余りにもクリアでブレも歪みのない美しい世界を知ってしまった。で、それと同時に自分の今までの行動も、今までかけていた眼鏡と同じように、曇ってブレて歪んだ世界の中で行(おこな)っていた間違いだらけの行動だったという事に気がついて、新しい出発を決意した

 

という話を今年の年明けに発表させていただきました。(タイトル「眼鏡女子が度の合わない眼鏡をかけていたことに気づいた件」)

 

 

で、今年になって星空文庫にて発表させていただいた私の3つの作品の中では一番人気を誇っていたりします。

 

そんな”眼鏡女子”が春から夏にかけ、自分の今までの愚かな行動と決別したかどうかは解りませんが、自分の中ではそれなりに結果を出したと思い、秋の初めにまたまた新しい眼鏡を作りに行きました。眼鏡デートではありません。自分の誕生日に、自分の為にご褒美兼ねて単身で眼鏡を新調しに行ったのです。”眼鏡の量産”を悔い改める気はないようです。そこら辺の行動は冬から何も変わっていないようです。。でも眼鏡が好きなんだから仕方がない。

で、今回は冬に行った眼科とは全く違って、ショップ内にある店員が視力検査をするような眼鏡店だったんですけれど、そこの店員に言われます。

「お客様、今の眼鏡の度、全然問題ないですよ。このままの度で作るのがベストじゃないでしょうか。」

と。

そして眼鏡女子はこの前の眼科検診をしてくれた敏腕眼科医の腕の確かさを再認識したのでありました。そして自分がこの半年の間に見ていた世界がブレていなくて曇っていない正しい世界だったことに自信を持ちました。これからも度の合った身の丈にあった生活が出来たらいいなというオチも捻りもないつまらないお話しです。続編にはならないでしょう。

 

人間はどんなに頑張っても必ずしも正しい事をしているとは限らないのです。

正しいと思っていたことが間違いだったり、

その過ちで人を傷つけたり、自分も傷ついたり。

でもちょっとくらいの間違いなら軌道修正できる力もあるはずです。

暫くは汚れた世界には足を踏み入れたくないな。

 

そしてそんな時に思い出すのが 浦沢直樹先生の ”MONSTER”に出てくる数々の言葉です。

この10年で何度も何度も読み返していますが、今年の夏、再びブームに火がついて(マイブームですけど何か?)三回くらい読み返しました。

その中から二つの言葉を引用させてください。

”闇の中にいると闇に沈みこんでしまう。光を当てるんだ” 天馬賢三

”人間はね 何にだってなれるんだよ” フランツ・ボナパルタ